地域密着型の個別指導塾 みらい個別

新中学1年生のご家庭の皆様へ|みらい個別グループ

ブログをお読みいただきありがとうございます。みらい個別グループです(^^)/

新年最初の投稿は、この春にお子様が「新中学1年生」になられるご家庭に向けて、『中1のうちにおさえておくべきポイント』をご紹介したいと思います。

1.初めて習う教科との「出会い」を大切にして、最初から苦手意識を作らないことが重要です。

良い悪いは別として、最近では中学校に入学する前に、中学校で習う「英語」や「数学」の予習をした上で、入学してくる生徒が多いようです。当塾としましても、1月から、英語と数学については中学の予習も通常授業の中に取り入れ始めております。(もちろん、生徒によって予習をスタートする時期には若干ずれはあります。)

その一番の理由は、新しい教科との「出会い」をうまくいかせるという目的のためです。英語も数学も中学校に入ってからしっかりやれば本来は問題ないのですが、先に述べたように多くの子ども達が既に「知っている」「理解している」という中で、真っ白な状態で授業を受ければ、不安になったり、自信をなくしたりという気持ちになってしまい、その教科が嫌いになる生徒が毎年出るのです。

人の出会いもそうだと思いますが、やはり第一印象が良いと人間関係も円滑に進みやすく、逆に最初から嫌だな・苦手だなという意識になってしまうと、なかなかうまくいかないものです。

特に2021年度は、約10年ぶりの学習指導要領改訂に伴う教科書変更の年です。教科書はこれまでよりも分厚くなり、内容も難化するといわれています。最初の「わかる!」「できる!」を大切に、準備を進めていきたいと思います。

2.最初のテスト結果がその後の3年間を大きく左右します。

何事も最初が肝心。最初の状態がその生徒の「意識」のスタートラインを決めます。

例えば、最初のテストで90点を取った生徒と70点を取った生徒がいるとします。次のテストで二人ともそれぞれ80点を取ったとします。しかし、同じ点数でも二人の「とらえ方」は違ってきます。前回90点だった生徒は「10点も落ちたからもっと頑張らなきゃ」、前回70点だった生徒は「10点も上がったから十分満足だ」・・・この「意識」の差がこれからの3年間の成績を大きく左右していくのです。

ですから、自分のスタートラインはできるだけ高い位置に持っていくことが3年間の成績を高くキープする上で大切なのです。実際にそのことは今までの生徒が実証しています。

そういう意味からも、みらい個別グループでは早めの予習をスタートすることと、5月にある最初の定期テスト前に基本的な「テスト勉強の仕方」を伝え、テスト2~3週間前からは繰り返し演習の中で「できないこと」⇒「できるようにする」をサポートしています。我々は生徒一人ひとりのスタートダッシュの成功を導きたいと考えています。 

※枚方市立蹉跎中学校生は中間テストが無いかも?????

3.高校受験は3年後ではありません。実は中学1年生から始まっているのです。

既にご存知の方も多いとは思いますが、公立高校へ行く内申書には中1の成績から中3の成績までの3年分が入ります。この成績を点数化し、本番のテストの得点とあわせた点数で高校入試の合否が決まります。かなり昔は大阪府の公立高校は中3の成績だけが内申書に入っていましたが、今は変わっており、中1の段階からしっかり勉強し、成績を確保しておかなければなりません。

また中学校の成績はテストの点数だけが反映される訳ではありません。テストで良い点を取っていても、日頃の授業態度や提出物の忘れで不本意な成績がついている子は多くいます。

このことを十分に理解し、中1の最初から「授業はまじめに受ける」「提出物は必ず忘れない」ということを実践していかなければなりません。「中2になってから頑張ればいい」とか「中3になってからちゃんとやればいい」では、手遅れになる場合があるのです。

そのことをお子様にもしっかりお伝えください。毎年、小学校のテストと同じ感覚で何の準備もしないで定期テストに臨んだり、忘れ物をしてしまう生徒がいますが、くれぐれもそうならないようにご家庭でもご指導ください。

4.誰でも中学3年間ずっと順調にいくことはありません。
必ず落ち込む波がやってきます。

入学した当初は誰でもやる気を持って勉強を頑張ります。しかし、その頑張りが高い位置で3年間順調に続く生徒はほとんどいません。誰でも壁にぶち当たり、勉強に対してやる気が出ない、やる気はあるけど体がついてこないという落ち込む波がやってきます。

最初に危険なのは中1の夏休み明けです。クラブも忙しく、長い夏休みの間に勉強する習慣がなくなってしまうことと、休み明けに学習する単元が難しくなることがあいまって勉強に対して目が向かなくなるのです。

そして次に危険なのは中2の夏以降です。中3がクラブを引退し、中2が中心になっていきます。勉強よりもクラブが中心の生活になり、中学校生活にもすっかり慣れたということで、よく言われる「中だるみ」状態になるのです。

これらの状態になるのはある程度しょうがないことであり、こうなっても急激に落ち込まない基盤を今のうちに作っておくことが必要なのです。

ではどうすればいいのでしょうか?それはとにかく中1の最初の時期から癖をつけておくことです。

①毎日机に向かい勉強する習慣をつけること

②自分の部屋をきれいに片付けること

③学校の授業のノートはしっかりとること

④学校で配布された教科のプリントを常日頃からファイルに整理すること

⑤最低でもテストの2週間前からテスト勉強に取り組むこと

この5点を必ず守らせるように、ご家庭でもご指導ください。これらの癖がついている生徒は落ち込む波がやってきても大きく崩れなくなるのです。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/

中学生になれば、様々な環境が変わり、どんな子でも生活行動にも精神面にも変化が出てきます。そういった中で上記のとおり「中1」という時期の子ども達の過ごし方や保護者の方の接し方が非常に重要になってきます。

中学というのは、ある意味、子どもから大人になるための訓練の時期であり、うまく移行させていかなければなりません。

小学校の時のように、親が横について勉強を教えてやることもできなくなりますし、年々いろいろなことに対して親の言うことをきかなくなったり、反抗したりし始めます。それは誰もが通る思春期であり、自我や自立心の芽生えという大きな変化が起き始める、最初の「ゆらぎ」の時期です。

ですから、中学校時代の最初の1年に、しっかりと「自分でする」という基盤を築いてやらなければならないのです。

中学校生活の様々な波をうまく乗りこなし、3年後の高校受験(内部進学の生徒は高校進学)に成功するために、「中1」の時期に押さえておくべきポイントをご紹介しました。みらい個別グループでも、この大切な時期にお子様一人ひとりにしっかり寄り添っていきたいと思います。保護者の皆様も何卒ご理解・ご協力をお願いいたします。